Arrested Development ：

Arrested Development（アレステッド・ディベロップメント）。自然回帰/ブラックとしての誇り/反政治的なメッセージというさまざまなトピックス(信条)を掲げるアレステッド・ディヴェロプメント。彼らは92年にアルバム『テネシー(遠い記憶)』でデビューを果たし、同年のグラミー賞でベスト新人賞など2部門を獲得する(そのアルバムのセールスは700万枚とも)。


Arrested Development - Tennessee

神様。僕はこれまでずっと緊張を強いられてきた
打ちのめされ、敗北した
僕は黒人で、そしてそれに誇りを持っているけれども
多くの問題が僕を悲観的にする
仲間たちは男も女もみんなしくじってばかりいる
なぜ、こんな厳しいことばかり起きなくちゃならないんだ？
分からない。どこに行けばいいんだろう、僕の頭からこの幽霊たちを追い出すためには
おばあちゃんは亡くなり、兄弟たちもいなくなったけれど
すぐに孤独を感じることはなかった
分かってるよ。あなたは僕のハンドルであり
スペアタイヤじゃないってことは
でも神様、お願いだ
僕を真実へ導く力となってくれ

どういうわけか、それはかなえられ
神は僕をテネシーへと導いた

他の場所へ連れて行ってくれ
他の土地へ連れて行ってくれ
僕を傷つけるすべてのものを忘れさせてくれ
あなたの考えを理解させてくれ

神様。明らかに僕たちは心が結ばれている
毎日毎晩話しているし
あなたは僕を遥かに超越した存在だけれども
僕たちはまるで友だちのように話している

あなたは言う。どこからも逃げ出すことはできないと
田舎から脱け出しても、もっと田舎へ入り込むだけだ
ダイアズバーグを通り抜けてリプリーへ入るのと同じだ
そこは、幼い頃の亡霊が僕につきまとう所さ
僕の先祖たちが歩いた道を歩き
僕の先祖たちが吊るされた木々に登り
彼らの知恵を求めて木々に尋ねる
木々は答える。僕の耳は歴史を知らずあまりに若すぎると
出自へ立ち戻れと
なぜその家系なのか、なぜその姓なのか

どういうわけか、運命のように
神は僕をテネシーへと導いた

他の場所へ連れて行ってくれ
他の土地へ連れて行ってくれ
僕を傷つけるすべてのものを忘れさせてくれる所へ
あなたの意図がわからない

ようやく僕も歴史の大切さを理解した
困難に陥る人びとは、なぜそうならねばならないのか
自由を目指すたくさんの道程が灰燼に帰したからだ
街角で僕ら子どもが石けりをして遊んでいた傍らで

神よ。なぜ僕に教えたんだ？
僕のすべての同胞を啓蒙しないでおいて

神は答えた。それは僕が真実を探求することに熱心だからだと
そして、彼は僕の渇きをいやすために存在するのだと
でも、僕ののどはまだからからだ
神は僕がもっと飲むのを許してくれた
彼は言う。僕が求めているものは、
すべての答えは、僕の目の前にあると
究極の真実がぼやけ始めてしまった

どういうさだめか
すべてはテネシーについての夢だった

他の場所へ連れて行ってくれ
他の土地へ連れて行ってくれ
僕を傷つけるすべてのものを忘れさせてくれる所へ
あなたの意図を理解させてくれ